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9.男性不妊

「男性不妊」の原因無精子症など男性に原因がある不妊治療に対し、治療費の助成を始める自治体が増えてきました。それだけ、男性が原因による不妊が増加している傾向にあります。

中医学では、男性の妊娠力は腎(じん)に宿ると考えます。腎は生命力の源で、男性ホルモンを分泌させて精子をつくります。

日本において、その腎の力が低下している男性が増加しているようです。

それが、男性不妊の最大の原因なのかもしれません。さらに掘り下げれば、不妊原因もいくつかのタイプに分類できます。

 

腎の力低下によるタイプ別の症状

腎虚(じんきょ)型は、腎自体の機能低下により引き起こされます。

 

機能低下は乏精子症、精子運動率の低下などを招き、自覚症状としては性欲低下、冷え、疲れ、ほてり、トイレが近い、頭痛などで悩まれることがあります。

 

湿熱型であれば、精子に血液や膿がまじり、倦怠感、排尿痛、大便がべとつく、睾丸が腫れやすい前立腺肥大などの自覚症状が見られます。

 

気滞血瘀(きたいけつお)型は、ストレスや喫煙などで気血の流れが悪化し、精策静脈留、精管のつまり、射精不可能、閉塞性無精子症、乏精子症に陥ります。自覚症状は、いら立ちやすく、陰部に刺さるような痛みなどで、唇は紫、舌は紫暗、斑点が表れます。

 

最後に痰湿(たんしつ)型です。これは、精巣、精管に不純物がたまることで、性欲の低下、乏精子症、前立腺肥大を招きます。自覚症状は肥満、むくみ、吐き気、体がだるい、常時眠たいなどが一般的です。

 

体調が改善されれば、男性ホルモンの動きもアップする

 

男性不妊の妊娠力アップには、精子の質と、力を向上させることが基本です。

それに加え、腎の力を高めることと、血となる栄養元、免疫力に大きく関係する脾胃(ひい)、胃腸の力を高めることが重要です。

さらに、偏食をなくし、食品添加物の摂取を避け、上質のアミノ酸、ミネラルを取り入れることも大切になってきます。

体調が改善されれば、ストレス処理能力も高まり、脳下垂体が支配する男性ホルモンの働きもアップします。

高額な不妊治療でも妊娠できないような場合は、このような体調改善にも注目してみてください。